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MOTOR CYCLE NEWS

TCXを愛用するヨハン・ザルコ選手がMoto2™で2度目のチャンピオンを獲得!!



   10/30(日)にセパン・インターナショナルサーキットで開催されたマレーシアGPのMoto2決勝において、ヨハン・ザルコ選手がMoto2クラス2度目のチャンピオン獲得という新たな歴史を作りました。今回のレースでチャンピオンを獲得する唯一の条件は、今回のマレーシアGPで優勝することでしたが、ウェットからドライへと変わる非常にトリッキーなコンディションを果敢に攻め続け、今シーズン6勝目挙げました。加えて、フランス人としては初の世界チャンピオンを2回獲得した選手となりました。
  Moto2クラスのライダーがグリッドに並んだと時を同じくして、サーキットをスコールが襲い、全てのライダーがレインタイヤを使用して迎えた決勝。ポールポジションからスタートしたザルコ選手は、1周目にポジションを落とすものの、直後に2番手までポジションアップ。タイトル争いを行っているトーマス・ルティ選手とアレックス・リンス選手ははるか後方に沈んでいました。レース中盤、路面が徐々に乾き始めると、ザルコ選手は土曜日の予選時とほぼ同タイムまでペースアップ。そして激しい攻防の末、12周目の4コーナーでトップに立つとそのまま独走。優勝の25ポイント獲得により、ザルコ選手は2位に37ポイント差を付け、最終戦バレンシアを待たずしてチャンピオン獲得が決定しました。

ザルコ選手コメント
「2度もMoto2チャンピオンになれたことはとても素晴らしいことだし、これで泣くなっていうのは無理な話だよ。僕にとってはウェットコンディションでのレースでよかったと思う。ファステストじゃなかったけどね。いいペースで走れたし、モルビデリ選手についていけた。路面が土曜日の予選の時みたいに乾き始めると、ライバルたちよりも自信を持って走れた。自分のラインを見つけて走ることができたしね。勝利できたこととタイトルを取れたことは本当に良かった。ラスト3周はいろんなことが頭の中を駆け巡ったし、とても集中しなくてはいけなかった。でも3秒のアドバンテージでリラックスして走ることができたよ。 チームと僕を支えてくれたみんなにお礼を言いたい。家族を愛しているし、もちろん“モーターサイクルの家族”もね。そして彼らのためにベストを尽くしたいと思えるんだ。彼らとともに2回目のチャンピオンを獲得できてとてもうれしいよ。今回のチャンピオンは昨年のよりうれしい。今年はライバルも速くて大変だったし、プレッシャーもあったからね。みんなとお祝いして、ノ-プレッシャーでバレンシアに行けるよ!」

 
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「未来のフランス人ライダーのお手本になりたい。」



ヨハン・ザルコ選手は最終戦バレンシアGPを以てMoto2クラスを去ります。しかし、オートバイレース史に多くの記録を残しました。先日のマレーシアGPでの勝利により彼は世界で初めてMoto2を2回、フランス人としては初となる『世界タイトルを2回獲得した男』となりました。そんなチャンピオン獲得後のザルコ選手のインタビューが届きました。


Q.再びMoto2チャンピオンに輝いた気分は?
A.昨日はとても素晴らしい日だったよ。泣きたくなかったけど、止めることができなかった。このクラスをAjo Motorsportのチームで終えることができたのは、言葉にできないくらい素晴らしいことなんだ。これが今シーズンの目標だったしとても難しかったけど、僕らはそれをやりきったんだ。

Q.とても難しい週末ではなかった?
A.天気に左右されてとても難しい状況だったね。でも実を言うとドライでもウェットでも落ち着いていられたんだ。たぶん僕はどのセッションもトップじゃなかったけど、どの様なコンディションでもいいペースで走れた。チャンスをつかまなければいけなかった。

Q.19周に減算という決定はどう思った?
A.正直に言うと初めは少し怖かったんだ。路面はとても濡れていたしとても滑った。何個かミスを犯してしまってクラッシュ寸前までいってしまった。幸いなことに、ポールポジションからのスタートはとても役にたったよ。こんなコンディションだと1コーナーでのリスクがとても大きくなるからね。だけど周回を重ねるにつれて路面が乾き始め、いいフィーリングを感じ始めた。こんなコンディションは僕の大好物だし、ライバルたちに大きなアドバンテージを築けた。だから、最終周のホームストレートでウィリーしながらお祝いできたんだ。

Q.チャンピオン獲得の条件は知っていた?ルティ選手やリンス選手が後方にいることを知ってたからあまりリスク取らなかったの?
A.ルティ選手とリンス選手の前でチェッカーを受ければチャンピオンを獲得できることは知っていたよ。レース序盤はモルビデリ選手の後ろについて走っていたけど、あまりフィーリングはよくなかった。だけど彼についていけた。実は後ろのフォルガー選手が僕をパスしに来るか心配だったんだ。走行ラインが徐々に乾き始めてきて、その時ぐらいから自分のペースをつかめた。コンディションが土曜日の予選の時に似てきたし、その方が僕にアドバンテージがあって、プッシュできるってわかってたから。この2人と一緒のグループで走ると、誰かがミスしたときに巻き込まれるかもしれないから逃げることにしたんだ。だから自分のペースをつかんで自分のラインで走ったんだ。

Q.このようなドライとウェットが混ざったコンディションでレインタイヤを履いていたのに、ライバルに差を付けることができた要因は?
A.僕はとてもタイヤを労わって走るライダーなんだ。僕のライディングスタイルがいい方向に働いて、それがレースの最後や、こんな特殊なコンディションでのウェットタイヤでの走りにつながるんだ。


「Ajo Motorsportは最高の雰囲気を持った人たちの集まりなんだ。
そしてこの雰囲気が勝利へ導いてくれるんだ」




Q.タイトル獲得へのプレッシャーはあった?
A.もちろん。義務みたいな感じだったね。実際、昨年ラバト選手とのタイトル争いの後からそう感じていた。だから今年もゼッケン5をマシンにつけて戦ったんだ。そしてそれは僕が地に足を付けて戦っていくのに必要なことだったんだ。とにかく毎朝「タイトルを取るんだ」ってことを考えながら目を覚ましてたよ。

Q.昨年と今年、どっちが勝利するのに難しい年だった?
A.みんなタイトルは保持する方が難しいというよね。たぶんそうなんだろう。特にメンタルを保つことがね。だけどこの2年間、僕たちは必死に努力してきた。今年はトップ争いをするライダーが増えた。ルティ選手、リンス選手、モルビデリ選手、中上選手、ほかにも何人か。今年の僕の走りは一定じゃなかったし、何度かミスもした。昨年はポイントスタンディングで常にリードできたし、それが救いになった。でも僕にとっては、毎戦の積み重ねの結果、そうなっただけなんだ。

Q.今年の走りは一定じゃなかったといったが、それはなぜ?
A.今年はディフェンディングチャンピオンとして開幕戦カタールGPがスタートして、今年もタイトルを目指していかなければいけなかった。加えて今シーズンはトップ争いをするライダーが多かった。タイトル争いを最後までしたライダーだけじゃなくね。レースごとにそんなライダーが増えてきてとても難しくなってきた。もし一日でも100%で走れない日があったら、簡単に7,8個ポジションを落としてしまう。実際に何レースかでは、ポイントを取ることだけに必死にならなければならなかった。いっつも100%の全力で走るっていうことは体力的にも精神的にもとてもつらいことなんだ。

Q.今シーズン、どの勝利が印象深い?
A.特定のレースは選べないよ。勝利するっていうことはとても大事なことなんだ。そしてそれはチーム一丸で最高の仕事をした結果なんだ。それぞれの勝利が特別でどれか一つなんて言えないよ。

Q.今現在、あなたはフランス人史上最も勝利したライダーで、2回もタイトルを取った唯一の人物となった。これがあなたにとって意味するものとは?
A.誇りだね。このことがフランスでのオートバイレース人気の底上げになって、オートバイレースの地位が上がっていくことにつながればいいね。去年のタイトル獲得後、変化はあったんだ。でも今後はもう一歩先に進んでくれるといいね。僕たちはみんなオートバイレースの地位が向上することを望んでいるし、もっと多くの人にTVを通してみてもらいたい。だから僕はフェロン選手と一緒にレースの合間にフランスでライディングスクールもやっている。僕は将来のフランス人ライダーのアイドルになれたらいいね。この結果がそれにつながることを期待するよ。

Q.この2年の成功に対して、Ajo MotorsportチームとAki Ajoチームマネージャーの役割は?
A.彼らはとても重要な存在だったよ。彼らを“モーターサイクルの家族”と言いたい。この2年間、レースウイークの朝から晩まで24時間、とても素晴らしい時間をともに過ごした。これはとても大事なことで、このことが僕個人に大きないい影響を与えてくれた。たとえば1日の終わりに一緒にサッカーをしたり、ピットボックスで何時間も一緒にいたり、彼らと一緒に過ごすことでレザースーツを着ていてもまるで家にいるみたいな感覚になるんだ。 Aki氏はチームのみんなをいい雰囲気にまとめてくれる。どんな細かなこともうまく管理されていて、すべてのスタッフがそれぞれの役割を完璧にこなすんだ。この指令こそが勝利を呼び込むんだ。今年はMoto2とMoto3両方で達成することができた。今後も彼らが成功していくことを願うよ。

Q.MotoGPクラスで自分自身うまくやっていけると思う?
A.Moto2クラスで2年戦えたことはとても幸せだったし、2年分のチャンピオンベルトを引っ提げてMotoGPクラスに上がることができる。今年得た、僕のライディングスタイルと新しいKalexのマシンをセットアップする能力はMotoGPクラスに上がってもとても役に立つと思う。最高のマシン、最高のスタッフがいるチームだし、きっといい仕事ができると思うよ!


RS TAICHI